こんにちは。アメリカで経済学 Ph.D. 留学中のたなぱんだです。
この記事では、アメリカ・ミズーリ州で自動車の運転免許を取る方法について解説します。今回は、運転免許試験の全体像や事前に用意しておくべきものについて説明します。
そもそもアメリカで運転免許を取るべきか?
基本的にアメリカは車社会ですので、運転免許をとっておいて損はないと思います。
運転免許を取らなくていいのは、
- 日本で運転免許を持っていなかった or 完全なペーパードライバーだったので、イチから車の運転を勉強する必要がある
- ニューヨークなどの公共交通機関が発達している大都市に住んでいる
- 短期間でアメリカを離れることが決まっている
のどれか1つに該当する場合で、それ以外は免許をとった方がいいと思います。
もしかしたら、
日本の国際運転免許証が1年有効だから、一時帰国のたびに更新すればアメリカの免許は要らないんじゃない?
と思われる方もいるかもしれません。
しかし、アメリカでは、他州や外国で発行した免許で運転してよい期間の上限が 10〜90 日間(州によって異なる)となっています。ミズーリ州の場合は 90 日以内です(参考)。
国際運転免許証が1年有効というのは、あくまで「書類」としての有効期限。その免許で運転して良いかどうかは現地の法律が基準になるってことだね。
運転免許試験の全体像
ミズーリ州の運転免許試験の全体像は、アメリカの他の州と大体同じです。
詳細は以下の記事で解説
詳細は以下の記事で解説
詳細は以下の記事で解説
州によっては筆記試験と実技試験を1日で受けることができないところもあると聞きますが、ミズーリ州の場合には1日で両方受けることが可能です。(もちろん後日改めて実技試験を受けても良い。)
運転免許を取得するのに必要なもの
必要書類
ミズーリ州の場合、運転免許の取得に必要な書類は次のとおりです(2023年7月現在)。
- パスポート
- I-20 (Fビザの場合) / DS-2019 (Jビザの場合)
- I-94 (ここから入手できます)
- 現住所確認書類(2通)
- ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(SSN)
- SSN の対象外の場合には、SSN Refusal Form SSA-L676
I-20 については、アメリカに初めて入国する際に使った Initial I-20 では申請できない点に注意です。実際に入国・入学した上で発行される Continued Attendance I-20 が必要です。詳しくは、所属する大学の留学生向けの窓口に照会してください。
現住所確認書類として認められている書類はいくつかありますが、用意しやすいものとしては、
- 公共料金(電気、ガス、携帯電話など)の請求書(直近の月のもの)
- 銀行の取引明細書(bank statement)(直近の月のもの)
- 住宅の契約書類
あたりではないかと思います。
SSN 対象外の場合に必要になる SSN Refusal Form SSA-L676 は、次の要領で入手できます。
- ソーシャル・セキュリティ・カードの申込書(SS-5)を印刷・記入する
- 申込書の上部の余白に「DENIAL」と補記する
- 申込書を郵送するか、近くの Social Security Administration オフィスに持参する
- 郵送する場合は、SSA Office(5669 Delmar, St. Louis, MO 63112)宛
SSA のオフィスに持参した場合は即日書類を発行してくれます。郵送の場合には1か月以上かかることもあるので、時間に余裕を持って申請した方がいいです。
その他に必要なもの
実技試験を受ける際には、自動車+その車の保険証を持参しなければいけません。
車の免許をもっていない留学生がこれらを用意しようとする場合は、① 友人に貸してもらうか、② レンタカーで借りるの2択になるかと思います。
友人に借りてもいいのですが、車を傷つけたりした時に揉める可能性がありますので、レンタカーで借りた方がいいと思います。レンタカーは日本の運転免許証で借りることができます。
私は、セントルイスの運転試験場に一番近い Budget Car Rental (2925 Olive Street) で車を借りました。従業員の方の愛想は良くない感じはしますが、特にトラブルもなく利用できました。
まとめ
この記事では、アメリカ・ミズーリ州で運転免許を取得する方法の概要についてお伝えしました。
次回の記事では、筆記試験の内容と対策についてお話ししようと思います。
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